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記念植樹(花水木)の実施報告

 愛知池友の会作業部会
                                 世話人  高橋 親一

かねてからの予告通り、2月中に記念植樹の第1号を実施しましたので、今後の事業の参考までに、その実施状況を報告します。
 2月17日の月例会日に記念植樹を実施すると決めていましたので、前もってハナミズキの苗木5本を購入しました。そのうち1本分だけは植栽場所の穴掘り、水抜き暗渠の溝堀り、埋め戻し土の選定など、試験的な不良地盤対策を採るための試し植えをしておきました。
 17日当日には会員12名の参加をえて、決められた手順で進めましたが、当初予定の植え付け4本以外に竹川会員持込の6本が加わったので、全体の作業量も増えたが、それ以上に礫を混入した粘土層の掘削処理に困惑し、懸命の作業にもかかわらず、予定時間内に所定の作業を終えることができませんでした。
朝の9時から12時まで時間をタップリかけたが、粘土地盤の作業は容易ではなく、掘削作業がはかどらず、一部の植え付けだけで、大部分の植樹作業は後日に持ち越されました。
また、水資源当局の指示に従い、先月刈り取った草の持ち出し処分は橋詰及び長谷川会員が午後2時までかけて軽トラック3台分の処理しました。

現地はウォーキングやジョギングの人通りが多く、人目につきやすいところですので、掘り返したまま、遣りっ放っしのまま放置はできませんので、翌日の18日には石川会員が、翌々日の19日には小笠原、高橋の両会員で残りの植樹を完成させ、一応の後片付けを済ませました。
来月になると花芽の芽吹きが見られるかと思われまので、見回り班の方々は注意して見守っていて下さい。植樹場所に何か標識を付けるか、保護柵を設けるかなどは次回の世話人会で協議したいと思います。

現地はダムの築堤用土を採った土採り場跡で、地力ゼロの心土ですので、以前植栽の桜の立ち枯れに見られるように、通常の植え方では到底育たないと思われました。そこで直径70~80センチ、深さを40センチ見当の掘り穴を作り、埋め戻し土は幾分でも腐食質のある表土や落ち葉などに堆肥を混ぜました。また、穴底の排水をよくするため、割り竹や枯れ枝を枯れ草で覆った排水暗渠を各穴ごとに設けました。
これらの対策が果たして実効があるかどうかは今後の推移を見極めないと何ともいえませんが、少なくとも数年(4~5年?)間は効果があると思われます。将来のためには、長くても6~7年以内には植樹の周りをかなりの規模で掘り返し、腐植土や、堆肥を追加する必要があると思われます。

 今回の植樹作業の体験からみて、植樹に対する地盤条件が予想以上に悪いので、この種の労働作業を繰り返すのは不可能にちかいと思われます。今後、もし記念植樹を実施するとすれば、掘削機械と入れ替え土の用意が是非とも必要でしょう。
                                        (以上)
by aichiiketomonokai | 2006-02-20 14:23
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