さし木の作業のコツ
1 鉢土 普通、さし木の土には鹿沼(かぬま)土か赤玉土を使用します。しかしどんな土でも十分に発根します。さし木は無肥料の方が発根しやすいので、肥料は使わないようにします。 鹿沼土、赤玉土ともに粒状ですが、粒状の土を使う理由は、土と土の間にすき間ができ、その間を水が流れ上部から酸素が吸い込むからです。つまり水はけを良くするためです。 鉢土の作り方はいろいろな方法がありますが、今回は鹿沼土と川砂を7:3の割合で混ぜたものを使用します。鉢に土を入れる前に鉢底に虫などの侵入を防ぐため、必ず防虫ネットを敷きましょう。鹿沼土や赤玉土のみで作る場合は、鉢底に中粒を敷きその上に小粒を入れるようにします。 2 さし穂 さし穂に最適な枝や茎は、樹の上部で日当たりがよく成熟(せいじゅく)しているもので、日陰の枝は不向きです。また当然、病害虫に侵されていないものを使います。 さし穂を切るときは、よく切れる刃物を使用して切り口を傷めないようにスパッとそろえるように切りましょう。切ったさし穂は、すぐに水を入れた容器に1~2時間漬け、しっかり水あげをします。その後、葉の蒸散を防ぐためにハサミかナイフで下葉を適当な大きさに切ります。(手で取れるものもあります。) 3 さし床 使う鉢は平鉢(背の低い鉢)を使用し、そこに鉢土を入れて平らにならします。 なるべくさし穂の切り口が傷まないようにするために、あらかじめ土を湿らします。棒のようなもの(今回は、割り箸(わりばし)を使います。)で深さ約3cmの穴をあけてからさします。その後、土とさし穂が密着するように、さした根元を押さえて完了です。 乾いた土を使う場合は、さした後にジョウロで水をやりましょう。そのときは、さし穂が土から浮かないように注意して水をやりましょう。 鉢に何本かさす場合、さし穂の葉と葉が触れ合う程度の間隔(かんかく)にしましょう。 4 さし木の管理 直射日光を避けて半日陰で直接風が当たらない所で管理し、土が乾かない程度に水やりをしましょう。水のやり過ぎは、発根部分が腐る恐れがあるので注意しましょう。具体的に家庭では、薄暗い車庫の中や玄関先で管理すればよいでしょう。
by aichiiketomonokai
| 2006-07-02 21:01
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